EXHIBITIONS
岩根愛「KIPUKA—Island in My Mind」
写真家・岩根愛の初となる作品集『KIPUKA』(青幻舎)の刊行を記念した展覧会が開催されている。
岩根は東京都出身。1991年単身渡米し、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て1996年に独立。雑誌媒体、音楽関連などの仕事に携わりながら、フィリピンのモンテンルパ刑務所(2010)、ロシアのニクーリンサーカス(2011)、台湾の三峡台北榮民之家(2012)など、世界の特殊なコミュニティでの取材に取り組む。2006年以降は、ハワイにおける日系文化に注視し、11年より福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続けている。
作品集『KIPUKA』の撮影地は、ハワイと福島。一見つながりのない2つの地は、福島の民謡「相馬盆唄」を原曲として伝わったというハワイの「BON DANCE(ボンダンス)」をきっかけに結びつき、ハワイと福島を舞台にした、岩根の12年間にわたる壮大なフィールドワークが作品世界として結実した。
本展は、1904年に発明され、現在では世界で4〜5台のみが使用可能な、回転する大判パノラマフィルムカメラ「コダック・サーカット」で撮影した『KIPUKA』の作品群を中心に構成される。
岩根は東京都出身。1991年単身渡米し、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て1996年に独立。雑誌媒体、音楽関連などの仕事に携わりながら、フィリピンのモンテンルパ刑務所(2010)、ロシアのニクーリンサーカス(2011)、台湾の三峡台北榮民之家(2012)など、世界の特殊なコミュニティでの取材に取り組む。2006年以降は、ハワイにおける日系文化に注視し、11年より福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続けている。
作品集『KIPUKA』の撮影地は、ハワイと福島。一見つながりのない2つの地は、福島の民謡「相馬盆唄」を原曲として伝わったというハワイの「BON DANCE(ボンダンス)」をきっかけに結びつき、ハワイと福島を舞台にした、岩根の12年間にわたる壮大なフィールドワークが作品世界として結実した。
本展は、1904年に発明され、現在では世界で4〜5台のみが使用可能な、回転する大判パノラマフィルムカメラ「コダック・サーカット」で撮影した『KIPUKA』の作品群を中心に構成される。