EXHIBITIONS

澤田育久「substance」

2018.11.27 - 2019.01.14

澤田育久 closed circuit 2018

澤田育久「substance」(CAGE GALLERY、2018)展示風景

 澤田育久は1970年東京都生まれの写真家。「closed circuit」(TOKI Art Space、東京、2016)、「鏡と穴 - 彫刻と写真の界面 vol.2 澤田育久(光田ゆり企画)」(ギャラリーα M、2017)など、個展やグループ展で作品を発表するいっぽう、2014年よりオルタナティブ・スペース「The White」を主宰するなど、多面的な活動を行う。

 本展は、澤田が2010年から取り組む、駅構内を切り取った「closed circuit」シリーズで構成。同シリーズは、展示室内において写真と写真が併置され、公共空間の類似と差異に焦点を当てるようなインスタレーションとしてアウトプットされてきた。

 本展でも同様に2つのフレームそれぞれに写真を収めて併置するが、今回はウィンドウ・ギャラリーという特定の公共空間における異質性が、別の環境によって逆照射されることを強調する。

 会期中には、10月に発表されたばかりの作品集『substance』(RONDADE) をギャラリー正面のHender Scheme「スキマ」で販売。また、The Whiteにて個展「closed circuit, Dec. 2018 The White」が同時開催される。