イッタ・ヨダ「降下する身体 記憶の断片」

　「イッタ・ヨダ」はヴァージル・イッタとカイ・ヨダによるアーティストデュオ。ロンドンのRoyal College of Artで、それぞれが彫刻と写真を学び、2015年頃からイッタ・ヨダとして、ベルリン、ロンドンを中心に活動している。

　メッシュやシリコン、3Dプリンタなどを用いた先進性と普遍的でクラシカルな技法が共存するスタイルが、ヨーロッパ各地のグループ展で注目され、日本ではスプラウト・キュレーションが企画した渋谷ヒカリエでのグループ展「ポスト・リビングルーム」（2017）に参加。近未来を思わせる浮遊感に満ちた世界観で、多くの来場者を魅了した。

　日本初個展となる本展では、イッタ・ヨダのより進化した彫刻作品をはじめ、VRデバイスなどを使った新感覚のインスタレーションを展開する。