EXHIBITIONS

幕末の北方探検家

松浦武四郎展

2018.09.24 - 12.09

松浦武四郎撰 後方羊蹄日誌(しりべしにっし) 1861

松浦武四郎撰 天塩日誌(てしおにっし) 1862

鬼面鈴(青銅製) 江戸時代

装飾台付壺 (土製) 古墳時代

翡翠の首飾り 弥生時代〜近世

大首飾り 縄文時代〜近代

松浦武四郎 肖像写真 1882

 「幕末の北方探検家」「北海道の名づけ親」として知られる松浦武四郎。「北方(蝦夷地)探検」を果たし、初めて蝦夷地の内陸部まで詳細に記した地図を作成した人物としても名を残している。1869年には、蝦夷地の新たな地名の選定を任され、「北加伊(海)道」と命名。「北のアイヌの人々が暮らす大地」という思いを込め、自身とアイヌの人々との強い結びつきを表した。

 いっぽう「古物の大コレクター」でもあった武四郎。本展は、「幕末の北方探検家」「古物の大コレクター」という2つの面に焦点を当て、幕末の北方を知ることができる貴重な資料や、武四郎が蒐集した多彩なコレクションをともに展観する。