EXHIBITIONS
川辺ナホ「In Other Words/言い換えると」
ドイツと日本を拠点に活動するアーティスト・川辺ナホ。2006年にドイツのハンブルク美術大学を修了、これまでマテリアルの変換をテーマとした映像や複数のオブジェを組み合わせたインスタレーションなど、様々な表現形態で作品を制作してきた。
故郷・福岡では13年ぶりの個展となる本展では、アポロ計画をめぐる複数のストーリーに着目した新作インスタレーションが披露される。アポロ誘導コンピューターのプログラムの格納に用いられたコアロープメモリには編む技術が⽤いられ、多くの女性たちがその製造に携わっていた。編み、織るという古代より伝わる技術が人類の歴史的偉業に寄与してきた。言い換えれば、それは現代社会の様々なシステムの基盤をかたちづくってきたともいえるのではないか。
本展では、これまでの作品とは異なる素材と手法を取り入れた、複数の新作インスタレーションによって編む行為、ネットワークシステム、惑星の軌道といったものが繋がってゆく。
なお本展覧会は、川辺も出品したグループ展「想像しなおし」などを企画してきた福岡市美術館の学芸員・正路佐知子がゲストディレクターとして2つの展覧会を制作・企画するkonya-gallery10周年企画として開催。第1期は『その海のあぶくの 田代一倫「ウルルンド」、山内光枝「つれ潮」』(10月28日終了)、本展は第2期にあたる。
故郷・福岡では13年ぶりの個展となる本展では、アポロ計画をめぐる複数のストーリーに着目した新作インスタレーションが披露される。アポロ誘導コンピューターのプログラムの格納に用いられたコアロープメモリには編む技術が⽤いられ、多くの女性たちがその製造に携わっていた。編み、織るという古代より伝わる技術が人類の歴史的偉業に寄与してきた。言い換えれば、それは現代社会の様々なシステムの基盤をかたちづくってきたともいえるのではないか。
本展では、これまでの作品とは異なる素材と手法を取り入れた、複数の新作インスタレーションによって編む行為、ネットワークシステム、惑星の軌道といったものが繋がってゆく。
なお本展覧会は、川辺も出品したグループ展「想像しなおし」などを企画してきた福岡市美術館の学芸員・正路佐知子がゲストディレクターとして2つの展覧会を制作・企画するkonya-gallery10周年企画として開催。第1期は『その海のあぶくの 田代一倫「ウルルンド」、山内光枝「つれ潮」』(10月28日終了)、本展は第2期にあたる。



