EXHIBITIONS

パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華

サラ・ベルナールの世界

2018.09.15 - 11.11

C.W.ダウニー 街着姿のサラ・ベルナール(部分) 1902 個人蔵

アシル・メランドリ 白い衣装で自刻像とともに写る彫刻家としてのサラ・ベルナール 1875頃 ダニエル・ラドゥイユ・コレクション

ジャック・ドゥーセ イブニングドレス 19世紀末 個人蔵

デザイン=アルフォンス・ミュシャ 制作=ルネ・ラリック 舞台用冠 ユリ 1895頃 箱根ラリック美術館蔵

 ベル・エポックを象徴するフランスの大女優、サラ・ベルナール。1860年代にデビューし、パリで一躍有名になると、20世紀にはアメリカでも興業を主催し事業家として成功。世界各国で巡業公演を行い、国際的なスターとなる。

 女優であると同時にアート・プロデューサーとしての側面も持つサラ。当時、まだ無名だったアルフォンス・ミュシャの才能を見いだし、アール・ヌーヴォー様式による舞台ポスターを制作させた。さらに、自ら執筆や彫刻の制作を行うアーティストとしての才能も発揮した。

 本展は、サラの華やかな世界を様々な側面から紹介する日本初の展覧会。ポスターや装身具、台本、ドレス、記録写真、映像、肖像画、またサラ自身が手がけた彫刻作品など、全167点の作品と資料が日本とフランスから集結している。