EXHIBITIONS

アペルト09

西村有

2018.10.06 - 2019.03.24

西村有 motion 2017 © Yu Nishimura Courtesy of KAYOKOYUKI

 新進気鋭の若手作家を中心に紹介するシリーズ「アペルト」の9回目では、透明感のある描写で、物語を想起させる絵画を手がけてきた西村有の個展を開催する。

 西村は1982年神奈川県出身。「FACE 2016 損保ジャパン日本興亜美術賞」優秀賞、「絹谷幸二賞2017」を受賞。これまでの展覧会に、「現代地方譚5 −想像の葦−」(すさきまちかどギャラリーほか、2018)、「MISAKO&ROSEN キュレーション展 -夏の扉」(シェーンキャンベルギャラリー、シカゴ、2017)、西村有「portrait」(KAYOKOYUKI、2017)、「project N 61」(東京オペラシティー アートギャラリー、2015)など。

 ふと目にした風景や行為、生活の中の充足した時間の断片を1枚の絵画の中に複雑に重ね合わせることで、ひとつの風景を構築する西村の作品は、現実から遠く離れた場所であるかのような情景を想像させ、鑑賞者を画面の中に引き込む。