EXHIBITIONS

今日から明日へ 作品を継承すること

2026.10.31 - 2027.04.18

レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》(2004)©Leandro ERLICH photo: NAKAMICHI Atsushi / Nacása & Partners 提供:金沢21世紀美術館

 石川県金沢市の金沢21世紀美術館で「今日から明日へ 作品を継承すること」展が開催されている。会期は2027年4月18日まで。

 本展は、2027年5月からの長期休館を前に、金沢21世紀美術館の現在地を見つめ、作品を未来へ継承することの意味を問い直す展覧会だ。タイトルの「今日」は、現代美術における「現代」、すなわち「いま」であると同時に、2004年の開館以来積み重ねてきた20余年を指す。「明日」は、休館とリニューアルを経た後の20年、さらにその先へと続く時間を示す。

 今回の展示では、保存・修復や展示、継承方法の検討を要するコレクションを中心に、工芸、ミクスト・メディア、メディア・アート、インスタレーション、上演を伴う作品などを取り上げる。作品そのものだけでなく、調査、修復、機材更新、再演、記録といったプロセスも展覧会の一部として紹介する。

 素材の経年変化や機材の旧式化、展示環境や社会状況の変化など、作品の継承に伴う課題に向き合い、作品を生み出したアーティストとの対話を軸に、美術館スタッフ、研究者、作品設置の専門スタッフ、来場者がそれぞれの知識や経験を持ち寄り、作品をどのように次の20年へと残していくのかを考える。