EXHIBITIONS

菅木志雄 Works on Paper

2026.10.10 - 11.14
 東京・銀座の東京画廊+BTAPで「菅木志雄 Works on Paper」展が開催されている。会期は11月14日まで。

 菅木志雄は1944年岩手県盛岡市生まれ。68年に多摩美術大学絵画科を卒業。60年代末から1970年代初めに登場した「もの派」と呼ばれる美術動向を代表するアーティスト。木、金属、石、コンクリート、ビニールなどの自然物や人工素材を加工せずに空間に配置し、そこで生まれる光景を「状況(景)」と呼び作品としてきた。

 本展では、紙を用いた菅の作品に焦点を当てる。菅のペーパーワークは、平面でありながら、立体の性質を一貫して帯びたものとなっている。菅はキャリアを通じて、段ボール、梱包紙、サンドペーパーなど異なる材質の紙に対し、鉛筆、ペン、チョーク、塗料、カーボン紙など、様々な手段を用いて加工する探求を続けてきた。

 心情やイメージを描くドローイングとは一線を画し、平面の重層性を浮き彫りにしながら、空間性を物性へとつくり上げることが、菅の紙作品の根底にある試みとなる。本展では、1970年代から2012年までの、多様な技法と様々なサイズの作品を混合して展示している。