EXHIBITIONS
香月恵介個展「Afterglow(s)」
EUKARYOTEで、香月恵介の個展「Afterglow(s)」が開催されている。会期は10月18日まで。
香月は1991年福岡県生まれ。2014年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業。16年に東京造形大学大学院造形研究科美術専攻領域を修了。これまで、ディスプレイを構成するRGBの画素を絵具へと置き換える「Pixel Painting」を中心に、現代における視覚体験、視覚と媒体との関係を探ってきた。モネやターナーなど、光を軸に風景を描いた画家たちの作品を、ディスプレイを経由して再び絵画へと変換する制作を行っている。
本展では、17世紀の画家クロード・ロランによる絵画《エジプト逃避の休息》を起点に、新たな制作を展開。ロランの理想風景画を実寸の「Pixel Painting」によって描き起こすとともに、その風景をデジタル上のピクセルによって構成された歩くことのできる空間へと変換し、そこで切り取った光を写真として再び物質へと定着させている。
この新たな制作の契機のひとつとなったのが、18世紀に流行した「クロード・グラス」と呼ばれる鏡だ。ロランの絵画のような「ピクチャレスク」な風景を見るため、旅人たちは現実の風景に背を向け、黒く暗い凸面鏡のなかに、縮小され色調を整えられた像を眺めた。香月はこうした視覚体験と、画面のなかで見た風景を現実に探し、画像を前提として場所や体験を選び、イメージを加工する現在の視覚体験との関係を扱う。
本展は、EUKARYOTEの展示空間と、会期中のみ公開されるVRChat上のゲームワールドというふたつの場所によって構成される。ギャラリー空間では、《エジプト逃避の休息》を実寸で描き起こした「Pixel Painting」をはじめ、VRChat上の風景を湿板写真やUVプリントといった異なる技法によって物質へと置き換えた作品を展示する。いっぽう、仮想空間では、同じ絵画を起点に、時間と光を伴いながら展開する風景の中を、自らの視点をもって移動し、体験することができる。
香月は1991年福岡県生まれ。2014年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業。16年に東京造形大学大学院造形研究科美術専攻領域を修了。これまで、ディスプレイを構成するRGBの画素を絵具へと置き換える「Pixel Painting」を中心に、現代における視覚体験、視覚と媒体との関係を探ってきた。モネやターナーなど、光を軸に風景を描いた画家たちの作品を、ディスプレイを経由して再び絵画へと変換する制作を行っている。
本展では、17世紀の画家クロード・ロランによる絵画《エジプト逃避の休息》を起点に、新たな制作を展開。ロランの理想風景画を実寸の「Pixel Painting」によって描き起こすとともに、その風景をデジタル上のピクセルによって構成された歩くことのできる空間へと変換し、そこで切り取った光を写真として再び物質へと定着させている。
この新たな制作の契機のひとつとなったのが、18世紀に流行した「クロード・グラス」と呼ばれる鏡だ。ロランの絵画のような「ピクチャレスク」な風景を見るため、旅人たちは現実の風景に背を向け、黒く暗い凸面鏡のなかに、縮小され色調を整えられた像を眺めた。香月はこうした視覚体験と、画面のなかで見た風景を現実に探し、画像を前提として場所や体験を選び、イメージを加工する現在の視覚体験との関係を扱う。
本展は、EUKARYOTEの展示空間と、会期中のみ公開されるVRChat上のゲームワールドというふたつの場所によって構成される。ギャラリー空間では、《エジプト逃避の休息》を実寸で描き起こした「Pixel Painting」をはじめ、VRChat上の風景を湿板写真やUVプリントといった異なる技法によって物質へと置き換えた作品を展示する。いっぽう、仮想空間では、同じ絵画を起点に、時間と光を伴いながら展開する風景の中を、自らの視点をもって移動し、体験することができる。

