EXHIBITIONS

藤田嗣治 絵画と写真

2026.04.29 - 06.28
 札幌芸術の森美術館で「藤田嗣治 絵画と写真」が開催されている。

 エコール・ド・パリを代表する画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886〜1968)。本展では、生前に数多くの写真を残していた藤田に着目し、「写真」を軸に絵画を3つの視点から再考する。

 まず、本展では、写真に「撮られる」画家としての藤田に注目。パリ画壇で名を馳せた藤田は、おかっぱ頭に口髭、丸眼鏡といった風貌でも知られた。そうしたアイコン的なイメージを捉えた写真や自画像を通して、藤田のメディア戦略を紹介する。

 また、写真から「描く」画家としての側面にも焦点を当てる。藤田は旅先の風景や人物をカメラに収め、写真の細部を組み合わせて絵画の構図をつくり上げることもあった。今回の展示では、絵画とその素材となった写真を併せて展示し、制作プロセスを分析する。

 加えて、写真を「撮る」画家としての活動を紹介。世界初公開を含む藤田撮影の写真を展示し、その魅力を探るとともに、「写真」という媒体を通して藤田の眼の記憶を追う。