EXHIBITIONS

冬季展

【同時開催】冬、そして春へ―「華やぎ」と「侘び」の調/圏外の眼―伊奈英次の写真世界

2026.01.17 - 02.15, 2026.02.17 - 03.22

重要文化財 赤楽茶碗 銘 雪峯 本阿弥光悦 江戸時代

残滓の結晶 京都御所の再建計画2 photo: ©︎Eiji INA

 荏原 畠山美術館で「冬、そして春へ―『華やぎ』と『侘び』の調/圏外の眼―伊奈英次の写真世界」が同時開催されている。

 本館と新館2階展示室では、新春の幕開けにあわせ畠山コレクションを厳選して公開。「華やぎ」と「侘び」という日本の伝統的な美意識を、季節の移ろいとともにたどる。前期では、松竹梅や宝尽くしなど吉祥の意匠を中心とした祝祭の美と、作品の内にある静かな世界を紹介。後期では、春の兆しを感じさせる草花や鳥を題材とした作品を展示している。

 また、新館地下1階展示室では、写真家・伊奈英次の45年にわたる活動を回顧する写真展を開催。都市の周縁や社会の構造を象徴する風景を大型カメラで捉えた作品に注目し、「In Tokyo」「WASTE」「Emperor of Japan」などの主要シリーズから近作《残滓の結晶》まで約100点を展示している。

 伊奈英次は1957年愛知県名古屋市生まれ。東京綜合写真専門学校研究科を卒業。80年代より都市空間や歴史的記憶を主題に作品を発表し続け、国内外で評価を受ける。代表作に《In Tokyo》《ZONE》《WASTE》《Emperor of Japan》《残滓の結晶》など。東京国立近代美術館、東京都写真美術館、フランス国立図書館、サンフランシスコ近代美術館などに作品が収蔵。東京綜合写真専門学校理事長・校長。