EXHIBITIONS
OPAM開館10周年記念
きらめく日本美術 1300年の至宝展
大分県立美術館で、開館10周年を記念した展覧会「きらめく日本美術 1300年の至宝展」が開催されている。
本展では、古代から近世に至るまで旧豊前・豊後の地域に伝わる古美術に焦点を当て、大分ならではの美の特色を取り上げる。宇佐神宮から始まった八幡信仰、大友氏と禅宗、南蛮美術、豊後南画など、多様なテーマを横断的に紹介。京都や江戸、中国などの文化との交流のなかで形成された美術の展開を示す内容である。
1章「神と仏が出会う 八幡信仰の至宝」では、宇佐神宮を中心とする八幡信仰に着目。宇佐神宮は全国の八幡宮の総本社であり、2025年は八幡神が御鎮座して1300年となる。本章では、薦神社、奈多宮、柞原八幡宮に伝わる神宝を紹介する。
2章「守護大名大友氏の台頭と禅宗文化」では、守護大名大友氏と禅宗文化を取り上げる。大友氏は相模国に起源を持ち、鎌倉幕府から豊後の守護職に任ぜられ、室町幕府のもとで九州北部を治めた。武家にとって精神的支柱であった禅宗を導入した経緯を示す。
3章「大友宗麟の栄華」では、大友宗麟の時代を扱う。宗麟は九州6ヶ国の守護職を掌握し最盛期を迎えた。宣教師フランシスコ・ザビエルを府内に招き南蛮貿易を開始し、国際貿易を行った。また、書画や茶道具を収集したことで知られる。現存する宗麟ゆかりの茶道具3点を公開する。
4章「豊後南画と中国絵画」では、豊後南画と中国絵画を取り上げる。江戸時代の経済発展とともに中国文化が流入し、天領日田に文物が集まった。中国・明清時代の書画が紹介され、沈南蘋の作品、南蘋風を学んだ絵師真村蘆江の関連資料、田能村竹田の作品を展示する。
5章「近世豊前・豊後の藩絵師、浮世絵師の活躍」では、近世豊前・豊後における藩絵師・浮世絵師の活動に注目する。江戸時代の中津藩、杵築藩、日出藩、府内藩、臼杵藩、佐伯藩、岡藩、森藩における絵師たちの活動を紹介し、臼杵出身説がある歌川豊春による肉筆美人画を公開する。
本展では、古代から近世に至るまで旧豊前・豊後の地域に伝わる古美術に焦点を当て、大分ならではの美の特色を取り上げる。宇佐神宮から始まった八幡信仰、大友氏と禅宗、南蛮美術、豊後南画など、多様なテーマを横断的に紹介。京都や江戸、中国などの文化との交流のなかで形成された美術の展開を示す内容である。
1章「神と仏が出会う 八幡信仰の至宝」では、宇佐神宮を中心とする八幡信仰に着目。宇佐神宮は全国の八幡宮の総本社であり、2025年は八幡神が御鎮座して1300年となる。本章では、薦神社、奈多宮、柞原八幡宮に伝わる神宝を紹介する。
2章「守護大名大友氏の台頭と禅宗文化」では、守護大名大友氏と禅宗文化を取り上げる。大友氏は相模国に起源を持ち、鎌倉幕府から豊後の守護職に任ぜられ、室町幕府のもとで九州北部を治めた。武家にとって精神的支柱であった禅宗を導入した経緯を示す。
3章「大友宗麟の栄華」では、大友宗麟の時代を扱う。宗麟は九州6ヶ国の守護職を掌握し最盛期を迎えた。宣教師フランシスコ・ザビエルを府内に招き南蛮貿易を開始し、国際貿易を行った。また、書画や茶道具を収集したことで知られる。現存する宗麟ゆかりの茶道具3点を公開する。
4章「豊後南画と中国絵画」では、豊後南画と中国絵画を取り上げる。江戸時代の経済発展とともに中国文化が流入し、天領日田に文物が集まった。中国・明清時代の書画が紹介され、沈南蘋の作品、南蘋風を学んだ絵師真村蘆江の関連資料、田能村竹田の作品を展示する。
5章「近世豊前・豊後の藩絵師、浮世絵師の活躍」では、近世豊前・豊後における藩絵師・浮世絵師の活動に注目する。江戸時代の中津藩、杵築藩、日出藩、府内藩、臼杵藩、佐伯藩、岡藩、森藩における絵師たちの活動を紹介し、臼杵出身説がある歌川豊春による肉筆美人画を公開する。

