EXHIBITIONS

Reframing|絵画再考

2025.03.22 - 04.06
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 ARTDYNEで、松田奈優子、小野三月、イケナナ、野田幸希、後藤瑞穂、坂田桃歌による展覧会「Reframing|絵画再考」が開催されている。

 Reframingとは、直訳すれば「再構成」となるが、ある枠組み(Frame)でとらえられている物事を、その枠組みをはずして別の枠組み、別の視点や価値観で見直し(re-frame)、価値を変えていくという心理学用語である。いっぽう、現代美術とは、現代社会においてとかく硬直しがちな価値基準に対して疑問を呈し、新しいものの見方の可能性を示すものであり、日々の生活とは一見何の関わりも持たないように見えるが長期的・歴史的に社会に遍在する作用のある存在だ。

 本展の参加作家は全員が21世紀生まれとなり、旧来からの枠組みである絵画という手法を使いながら、それぞれの新しい価値観を生み出そうとしている。会場で彼らの思考とその表象の一端を目撃してほしい。