EXHIBITIONS

西村昂祐「反転されて割れる」/當山清悟「The Spine of the Sierra(シエラの背骨)」

西村昂祐 反転されて割れる

當山清悟 The Spine of the Sierra(シエラの背骨)

 Gallery10[TOH]で、西村昂祐による個展「反転されて割れる」が開催されている。

 西村昂祐は1999年兵庫県生まれ。誰もが見慣れた画像を、支持体に絵具がついたシートを付けて剥がすことによって転写させるデカルコマニーの技法で絵画制作を行なってきた西村だが、近年は作品に抽象性が増してきているという。本展では、作家のなかで葛藤した静と動の力学が新たな展開を見せる。

 また、Broadway Dinerでは當山清悟による個展「The Spine of the Sierra(シエラの背骨)」を同時開催。

 當山は、アメリカ西部のヨセミテ渓谷からホイットニー山まで続くシエラネバダ山脈を、約3週間かけて340キロメートル歩く長距離自然歩道「ジョン・ミューア・トレイル」を行い、各地で撮影した写真と、持ち帰った大地を素材として使い釉薬として器に取り入れた陶芸作品を制作した。