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豊原国周生誕190年 歌舞伎を描くー秘蔵の浮世絵初公開!

豊原国周 五世尾上菊五郎の弁天小僧菊之助 極楽寺山門の場 1889年 静嘉堂文庫美術館蔵

 静嘉堂@丸の内で「豊原国周生誕190年 歌舞伎を描くー秘蔵の浮世絵初公開!」が開催される。

 静嘉堂では、三菱二代社長・岩﨑彌之助の夫人・早苗が愛玩した「錦絵帖」を多数所蔵しており、1996年に開催した「静嘉堂文庫の古典籍 第二回 歌川国貞展―美人画を中心に」で主要作品を紹介。以来、国貞の美人画コレクションは、高く評価されている。

 本展では、美人画と並ぶ浮世絵の二大ジャンル・役者絵に注目。近世初期風俗画の優品《歌舞伎図屏風》を皮切りに、初期浮世絵から錦絵時代を経て明治まで、役者絵の歴史をたどる。浮世絵界の重鎮・国貞でなければ描けない密画の肉筆画帖《芝居町・新吉原 風俗鑑》、その弟子で明治の写楽・国周らの錦絵帖を初公開する。