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「半世紀後の問い」―1975年東京芸術大学油画入学生25人の今―

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 東京アートミュージアムで「『半世紀後の問い』―1975年東京芸術大学油画入学生25人の今―」が開催される。

「半世紀後の問い」展は、1975年東京芸術大学油画専攻入学者への呼びかけにより開催されるものだ。作家たちが当時抱いていたそれぞれの課題を半世紀のあいだにどのように昇華し、そうして今日、あらためて「問い」として具現化した姿を示す試みとなる。

 本展は、あらゆる場面で20世紀モダニズムを意識せざるを得なかった最終世代であろう表現者達の、ありがちな「造形形式の枠」を取り去った作品たちを展示する。それにより、出展者の多岐にわたる志向と手法を提示し、それらを通した時代を映すひとつの世代観を示す。

 出展作家は、赤塚祐二、朝生ゆりこ、有森正、飯室一、大寺博、大矢隆子、川俣正、菊池敏直、貴堂静栄、黒田きさ江、小山利枝子、佐川晃司、鈴木勉、千崎千恵夫、滝宣子、田中睦治、東原均、中澤英明、中嶋均、長谷川健司、保科豊巳、前田伸子、南はるみ、森敏美、渡辺哲之。