うましううるはし日本の食事（たべごと）

　MIHO MUSEUMで、秋季特別展として「うましううるはし日本の食事（たべごと）」が開催される。

　日本の豊かな自然と美しい四季の変化は、日本人の気質や我が国の様々な文化芸術の形成に、大きな影響を与えてきた。人の営みの基盤である「食事（たべごと）」の文化は、その最たるものと言える。

　日本の食事は、米飯を主食とし、ご飯にあった汁・菜・漬物によって構成される、いわゆる「一汁三菜」を基本のかたちとするが、長い歴史のなかにあっては、時代の流れとともに変遷しながら、日本特有の彩りをより強くしてきた。

　本展では、おいしくてうつくしい日本の食事（たべごと）を美術工芸作品とともにたどるとともに、そこから先人たちが育んだ日本の食事の素晴らしさをあらためて見つめ直し、次の世代につなげる機会を目指す。