EXHIBITIONS
やまなかともろう「金色掻き分け流るる乙女」
京都 蔦屋書店で、やまなかともろうによる個展「金色掻き分け流るる乙女」が開催される。
やまなかともろうは1997年生まれ。2020年に大分芸術短期大学を卒業後、イラストレーター「山中智郎」、現代アーティスト「やまなかともろう」として活動を開始。現在は福岡を拠点に制作を行っている。
黒髪が印象的な作品シリーズ「麗髪(うるかみ)」は、昭和時代に活躍したモデル・山口小夜子にインスピレーションを受けており、人に宿る美しさや憂いを追求している。制作においては日本古来の色彩や伝統工芸品の制作手法を引用しつつ、現代のマスキングワークやイラストレーションの技法も組みあわせている。
黒髪は、刷毛目付けの技法により、ランダムに散らばる絵の具が偶然同じ軌道をたどり、やがてどこかで収束しており、その線は、人生のような運命的なものを連想させるかもしれない。流れとともに変化し老いていく、移りゆくものを美しいと感じる価値観と、古いものを学びアップデートさせていく姿勢を現代に提示する。
本展では、やまなかが京都・二条城の本丸御殿の中で金箔の襖絵を見たことが制作のきっかけとなった、金箔を用いた「麗髪」など、栄華のなかにも儚さを感じさせる新作をはじめ、鉛筆でのドローイングなどを展示する。
やまなかともろうは1997年生まれ。2020年に大分芸術短期大学を卒業後、イラストレーター「山中智郎」、現代アーティスト「やまなかともろう」として活動を開始。現在は福岡を拠点に制作を行っている。
黒髪が印象的な作品シリーズ「麗髪(うるかみ)」は、昭和時代に活躍したモデル・山口小夜子にインスピレーションを受けており、人に宿る美しさや憂いを追求している。制作においては日本古来の色彩や伝統工芸品の制作手法を引用しつつ、現代のマスキングワークやイラストレーションの技法も組みあわせている。
黒髪は、刷毛目付けの技法により、ランダムに散らばる絵の具が偶然同じ軌道をたどり、やがてどこかで収束しており、その線は、人生のような運命的なものを連想させるかもしれない。流れとともに変化し老いていく、移りゆくものを美しいと感じる価値観と、古いものを学びアップデートさせていく姿勢を現代に提示する。
本展では、やまなかが京都・二条城の本丸御殿の中で金箔の襖絵を見たことが制作のきっかけとなった、金箔を用いた「麗髪」など、栄華のなかにも儚さを感じさせる新作をはじめ、鉛筆でのドローイングなどを展示する。