EXHIBITIONS

開発の再開発 vol.5

奥村雄樹|我を忘れる身構えの手解きの跡形(我々は数多の知る由もない先行きの面影に湧き立つ)

2024.04.13 - 06.15

武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスにて(2024年3月|撮影:神祥子)

 gallery αMで「開発の再開発 vol.5 奥村雄樹|我を忘れる身構えの手解きの跡形(我々は数多の知る由もない先行きの面影に湧き立つ)」が開催されている。

 奥村は1978年青森県生まれ。主な個展に「彼方の男、儚い資料体」慶應義塾大学アート・センター(東京、2019)、「29,771 days –2,094,943 steps」LA MAISON DE RENDEZ-VOUS(ブリュッセル、2019)など。

 本展では、いわば「キュレーション内キュレーション」として、個展の枠内でグループ展が開催される。参加するアーティストは、公募で集まった武蔵野美術大学の学生たち。彼らは、奥村によるレクチャーや「宿題・課題」に取り組んだあと、gallery αMで展示を行う。この展示には奥村自身もアーティストとして参加するという。展覧会という枠組みを超えて、教育的プログラムを開発するという、開発の多元性を開発する試みだ。