岡田裕子「Celebrate for ME 2024」

　アートかビーフンか白厨で、岡田裕子による個展「Celebrate for ME 2024」が開催される。

　岡田は、多岐にわたる表現をもちいて現代の社会へのメッセージを投げかける作品を制作する。おもな作品に、再生医療をテーマとした《エンゲージド・ボディ》や、男性の妊娠を描いた《俺の産んだ子》など。個人活動のほか、アートプロジェクトも多く手がけている。

　岡田は昨年12月26日に東京・神保町の2会場で開催された、1日だけの展覧会「Celebrate for ME -The first step」で、改造したVRゴーグルと人体人形をもちいて自分が自分の「おくりびと」となる体験「Celebrate for ME:okuru」を中心とする参加型作品を発表した。本展は、当時の様子をドキュメントした映像作品で伝えるもの。また、当時の大道具やコスチューム、それぞれの儀式をイメージした小作品、今後制作予定の「My Last Makeup」のエスキース、そして会場をまわりながら鑑賞者がそれぞれのスマートフォンで再生する映像作品も展示される。

　本展覧会のほか、「Gallery & Restaurant 舞台裏（麻布台ヒルズ）」「上野下スタジオ（ABAB UENO）」で、会田家（会田誠、会田寅次郎）それぞれによる個展を同時開催。