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EXHIBITIONS

横山裕一 個展「アースデイ」

2024.01.27 - 02.24

横山裕一 禅刹 2018 ©︎Yuichi Yokoyama

 ANOMALYで、横山裕一の個展 「アースデイ」 が開催されている。

 横山は1967年宮崎県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業後、ベニヤ板にペンキで風景や人物を描きながら、自身の絵画表現を模索する。2000年頃から「時間を描く」ことができる漫画へと表現の領域を広げ、04年に『ニュー土木』で単行本デビューを果たした。

 疾走感のある描線やオノマトペ、性別も国籍も超えたキャラクターなどを特徴とする横山の独自の表現は「ネオ漫画」と呼ばれている。これまで、『PLAZA』、『燃える音』、『ルーム』、『ICELAND』、『世界地図の間(ま)』、『ベビーブーム』、『アウトドアー』、『NIWA』、『トラベル』など数々の作品を生み出し、その多くは、フランス、アメリカ、イタリア、スペイン、ロシア等で翻訳出版されている。

 横山の漫画作品には明確なストーリー展開はなく、性別/年齢/国籍/時代を超越した登場人物の、最小限に抑制された意味不明な会話や、非友好的かつ目的不明な行為、謎の物体の移動や変形する様子などの描写されている。巧みなコマのサイズと密度により連続展開することで、過去のような、未来のような、見たことのない世界を、純粋な時間の流れとともに表出させる。同時にそれは、人間とは異なる時空を生きる人間以外の生物の俯瞰的視点で、この世界を観察、記録しているかのようだ。時代や社会によりかたちづくられた人間の倫理や規範、それにもとづいた生活環境、行動や感情、性別や職業はおろか、時間という概念すら意味を成さない。

 本展では、横山の最新の絵画《協力》(2023)および立体作品「アースデイ」シリーズ (2023)が発表されるほか、東日本では初披露となる襖絵《禅刹》、過去の代表的な絵画作品、ドローイングや漫画原画などを展覧。