EXHIBITIONS
堀江美佳 個展「雪解け水」
SOKYO ATSUMIで、堀江美佳の個展「雪解け水」が開催されている。
堀江は1984年京都府生まれ。2007年に京都造形芸術大学情報デザイン学科を卒業し、09年にロンドンキングストン大学ファイン・アート修士課程を修了した。現在は石川県加賀市山中温泉を拠点に国内外で活動している。
堀江は住居兼アトリエである古⺠家近くの山から、高級和紙の原料として有名な雁皮を採取し、側に流れる天然水を用いて和紙を漉き作品の支持体とする。自身で手づくりした手漉き和紙に、四季折々に変化する自然の風景をサイアノタイプで映し出した作品は、海外の展覧会に参加するなど国内外で注目を集めている。
19世紀に発明された古くからある写真方式「サイアノタイプ」を用いている点も堀江の作品の大きな特徴だ。 ⻘一色で表現されるこの写真は、太陽光によって印画することができ、日本語の「⻘写真」という単語の語源にもなっている。
自然のうつろいを夢中になって撮影してきた堀江にとって、近年は万葉集の歌に出てくる日本古来の花や日本の織りや着物など、いつか途絶えるかもしれない日本文化を「学びたい、写したい、そして残したい」という強い思いを持ちながら生活・制作しているという。太陽光で露光をする古典的写真技法と、地域に由来する手漉き和紙で表現する堀江の作品には美しさや儚さ、 強さが共存する。
堀江は1984年京都府生まれ。2007年に京都造形芸術大学情報デザイン学科を卒業し、09年にロンドンキングストン大学ファイン・アート修士課程を修了した。現在は石川県加賀市山中温泉を拠点に国内外で活動している。
堀江は住居兼アトリエである古⺠家近くの山から、高級和紙の原料として有名な雁皮を採取し、側に流れる天然水を用いて和紙を漉き作品の支持体とする。自身で手づくりした手漉き和紙に、四季折々に変化する自然の風景をサイアノタイプで映し出した作品は、海外の展覧会に参加するなど国内外で注目を集めている。
19世紀に発明された古くからある写真方式「サイアノタイプ」を用いている点も堀江の作品の大きな特徴だ。 ⻘一色で表現されるこの写真は、太陽光によって印画することができ、日本語の「⻘写真」という単語の語源にもなっている。
自然のうつろいを夢中になって撮影してきた堀江にとって、近年は万葉集の歌に出てくる日本古来の花や日本の織りや着物など、いつか途絶えるかもしれない日本文化を「学びたい、写したい、そして残したい」という強い思いを持ちながら生活・制作しているという。太陽光で露光をする古典的写真技法と、地域に由来する手漉き和紙で表現する堀江の作品には美しさや儚さ、 強さが共存する。