EXHIBITIONS
瀧本幹也×山口誠
MONOSPINAL
東京・南麻布のMYD Galleryで、写真家・瀧本幹也による写真展「MONOSPINAL」が開催されている。
東京・浅草橋のMONOSPINAL(モノスパイナル)は、山口誠の設計による建築。外観を9層の斜壁に囲まれ内部を窺うことはできないが、空へと向かう逆勾配型の斜壁は、高架線路や雑居ビルが密集する街において高い自律性をもたらしている。
瀧本はこの建築を見たとき、自らの写真でとらえてみたいという衝動に駆られたという。MONOSPINALが持つ幾何学的な線と面に着目し、それを手がかりとして、4×5インチフィルムの大判カメラで切り取っていくことを試みた。
本展は、この試みにより生まれた10点の写真作品を掲出。建築を撮るという行為は、建築家が二次元から三次元に起こしたものを、再び二次元に変換する作業だと瀧本は語る。建築家と写真家の関わりによって再構築されたもうひとつのMONOSPINALに出会うことになるはずだ。
東京・浅草橋のMONOSPINAL(モノスパイナル)は、山口誠の設計による建築。外観を9層の斜壁に囲まれ内部を窺うことはできないが、空へと向かう逆勾配型の斜壁は、高架線路や雑居ビルが密集する街において高い自律性をもたらしている。
瀧本はこの建築を見たとき、自らの写真でとらえてみたいという衝動に駆られたという。MONOSPINALが持つ幾何学的な線と面に着目し、それを手がかりとして、4×5インチフィルムの大判カメラで切り取っていくことを試みた。
本展は、この試みにより生まれた10点の写真作品を掲出。建築を撮るという行為は、建築家が二次元から三次元に起こしたものを、再び二次元に変換する作業だと瀧本は語る。建築家と写真家の関わりによって再構築されたもうひとつのMONOSPINALに出会うことになるはずだ。