AIR3 SCG

　BnA Alter Museum SCGで 「AIR3 SCG」が開催されている。

　計5組、総勢8名の国内外のアーティスト、研究者、スペース運営者たちが、2023年7月から9月にかけてBnA Alter Museumでのアーティスト・イン・レジデンス（滞在制作）に参加。京都を中心にリサーチや制作活動を実施した。本展は、その成果発表として同館階段型ギャラリーSCGを会場に展覧する。

　また、本企画参加アーティスト5組は、2023年4月にアーティスト・イン・レジデンス公募受付をした122組より、国際 / ローカリティー、共同性、共感性、制度・構造といった視点から選出された。

　参加アーティストは以下のとおり。滞在中に起こった家族間の問題から家、家族、旅を考察するみょうじなまえ、仮想空間と現実のインタラクション（相互作用）によって擬似的な生態系と鑑賞者の交信を行うTeom Chen+INTA-NET KYOTO、人々をかたちづくるメディアのリサーチから素材にまで想いを馳せる阿児つばさ、石の回転からメンテナンス/ケアの視点を観賞へと導入する藤田クレア+白石晃一＋石川琢也、祖父のコインコレクションを整理・管理する行為自体を作品化する久保田荻須智広となっている。