滝口かりん展「人工光と幻」

　ヒロマート・ギャラリーで、滝口かりん展「人工光と幻」が開催される。

　滝口は1986年山形県生まれ、現在は大分県在住。エドガー・ドガ、エドワード・ホッパーなど、人と生活を描いた作品と現代の怪談に興味を持ち、表現の研究を行っている。2016年に寒河江市美術館主催の若手作家企画展「滝口かりん展」、また近年では、22年に第58回大分県美術展入選、第31回けんしん美術展けんしん同友会賞を受賞した。

　ヒロマート・ギャラリーでの2回目の個展となる本展では、新作のペインティング作品を発表する。滝口はミメーシス（模倣、ないし再現的呈示）という概念に焦点を当て作品を制作してきた。そして人工光という自然の模造品と、未知の世界を多層的に描き出す。