EXHIBITIONS

赤松の剪定

2023.07.18 - 09.30
 足立美術館で、同館の夏の風物詩として毎年恒例の「赤松の剪定」が9月下旬まで行われている。

 足立美術館の日本庭園は、1968年に創設者・足立全康(1899〜1990)が造園に着手したもの。遠景の山々へと繋がっていく庭園は、借景を含め総面積が約165000平方メートルにも及ぶ。管理のいきとどいた美しい日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌が毎年発表する日本庭園ランキングで2003年の第1回から20年連続で1位に選ばれている。

 足立美術館の庭園のメインである赤松は約800本植えられており、すべて手作業で剪定する。同館の日本庭園を支える庭師たちの剪定風景と、剪定直後の赤松の姿は、この季節にしか見ることのできない日本庭園の見所と言える。

 期間中には、展覧会「日本画壇を彩る 東西の巨匠たち」(〜8月30日)、「橋本関雪と榊原紫峰」(8月31日〜)も開催。