EXHIBITIONS

吉永陽一写真展 「地上絵」

©︎Yoichi Yoshinaga

©︎Yoichi Yoshinaga

コミュニケーションギャラリーふげん社で、吉永陽一の写真展「地上絵」が開催される。

 吉永は1977年東京都渋谷生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て、フリーランスとなり空撮のキャリアを積む。15年前から長年の憧れであった「空撮鉄道写真」に挑戦し、2011 年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍で作品を発表している。近年は、『空鉄 諸国鉄道空撮記』、『空鉄 空撮鉄道旅情』(いずれも天夢人)を相次いで刊行し、現在月刊誌『東京人』で巻頭連載を持つなど、写真だけではなく文筆業にもその活躍の幅を広げている。

 本展では、吉永の空撮のキャリアを包括する08年から23年に国内外で撮影した空撮写真約40点を展示する。鉄道を被写体にした吉永の代名詞「空鉄」作品をメインにしながらも、雪景色が作り出す文様や水が張られた風光明媚な田園風景、団地やデパートの屋上など、色彩や造形にフォーカスした空撮写真もあわせて発表する。