MUSEUMS / GALLERIES

コミュニケーションギャラリーふげん社

恵比寿 - 六本木|東京

ふげん社 入り口。前庭は造園家の荻野寿也が手がける。

内装は住宅建築家の伊礼智が設計。

内装は住宅建築家の伊礼智が設計。

 ふげん社は、創業72年(2022年現在)の渡辺美術印刷が2014年にオープンしたコミュニケーションスペースである。3階は主に写真の現代作家を扱うギャラリーで、月1回のペースで企画展を開催。取扱作家は、土田ヒロミ、水越武、大西みつぐ、普後均、Ryu Ikaなど。

 1階では自家焙煎珈琲を提供するブックカフェとなっており、セレクトされた書籍(人文系・アートブック)を自由に閲覧し、購入することもできる。2階には、写真の出力サービスやワークショップを開講するデジタルラボ「Papyrus」を併設している。

 アート、本、珈琲を介して、ゆるやかに人がつながる場所を目指し、イベントも積極的に行う。2016年から長年培ってきた印刷技術を活かして、写真集の発行元としても活動。20年に「ふげん社写真賞」を創設、22年に雑誌『写真』を創刊。