Kim Laughton（キム・ロートン）「Ixlium」

　KOMIYAMA TOKYO Gでは、Kim Laughton（キム・ロートン）の個展が開催されている。

　キム・ロートンは英国出身のデジタルアーティスト。上海で13年間を過ごしたのち、2022年に東京へ活動拠点を移す。デジタルアートのなかでもゲームエンジンを使用したCGに焦点をあて、X MUSEUM（北京）や、カーネギー博物館（アメリカ）などに作品を出展した。映像作品のほか、3Dプリントを使った立体作品やインテリアデザイン、アパレル制作など幅広く作品を制作する。

　Tumblrを原点に、ネット上で自身のCGデザインを発表する傍ら、中国のショッピングサイトに掲載された過激な出品広告を紹介する「Taobao Media」を運営している。また上海のクラブシーンにて、VJの先駆けとして活躍するなど、幅広く活動している。

　本展では、ゲームエンジンを用いたシミュレーション映像によって、ギャラリーを仮想の孤島「イクスリウム」に見立てるインスタレーションが展開されている。