onree x Louis Terai 特別企画展「matière de vie」

　TAV GALLERYで、陶芸家のonree（オンリー）と画家のLouis Terai（ルイ・テライ）の特別コラボレーション展「matière de vie」が開催される。

　オンリーはニューヨーク生まれ。2018年にアルフレッド大学のニューヨーク州立陶芸大学（New York State College of Ceramics）を卒業後、19年に来日し益子陶芸倶楽部の講師となり、21年からはうづまこ陶芸教室講師を務めた。現在は東京を拠点に活動しており、gallery-1やGallery Blue 3143で個展を開催した。

　ルイは東京生まれ。11歳より単身で渡英し、セントラル・セント・マーチンズ（Central St.Martins London）からウィンチェスター美術大学（Winchester School of Art）入学後、Fine Art Paintingを専攻し卒業した。その後、展覧会に絵画作品を発表するかたわら、ロンドンを拠点に多数のアパレルブランドに企画、バイヤーとして携わる。また伊勢丹新宿本店ウィンドウジャック、ルイ・ヴィトンなどのアパレルブランドや、開化堂、中川木工芸、風月堂といった国内外のブランドや企業とのコラボレーションも展開している。

　本展ではオンリーの巨大な花瓶の作品と、それをモチーフに描かれたルイの絵画作品を中心に、メディアをまたいだ造形と質感に対する探求の成果が展示される。花瓶という日常生活に根ざしたモチーフに、釉薬の毒性を思わせる表現を施すことで鑑賞者の固定観念を揺さぶろうとする作品を見ることが出来る。