EXHIBITIONS
ルーヴル美術館展 愛を描く
国立新美術館で、 「ルーヴル美術館展 愛を描く」が開催される。
人間の根源的な感情である 「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマであり続けた。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれている。
いっぽう、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されている。
本展では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の展示を通して、西洋社会における「愛」の概念が絵画芸術においてどのように描出されてきたのか浮き彫りにする。ヨーロッパ各国の主要画家の作品から、愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会である。
出品作家は、ヴァトーやブーシェ、フラゴナール、ジェラール、シェフェールなど。18世紀フランス絵画の至宝、フラゴナールの《かんぬき》も26年ぶりに来日する。
会期初日には、ルーヴル美術館 総裁・館長ローランス・デ・カールの特別講演会も開催される予定だ。
人間の根源的な感情である 「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマであり続けた。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれている。
いっぽう、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されている。
本展では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の展示を通して、西洋社会における「愛」の概念が絵画芸術においてどのように描出されてきたのか浮き彫りにする。ヨーロッパ各国の主要画家の作品から、愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会である。
出品作家は、ヴァトーやブーシェ、フラゴナール、ジェラール、シェフェールなど。18世紀フランス絵画の至宝、フラゴナールの《かんぬき》も26年ぶりに来日する。
会期初日には、ルーヴル美術館 総裁・館長ローランス・デ・カールの特別講演会も開催される予定だ。