EXHIBITIONS

三瓶玲奈「光をつかむ」

2022.12.17 - 2023.02.04

三瓶玲奈 持続する水面 2022

 Yutaka Kikutake Galleryでは、三瓶玲奈の個展「光をつかむ」が開催されている。

 三瓶は1992年愛知県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。抽象と具象という両極を行き来するようにして絵画を描く。線や色、あるいは光や温度といった諸要素についての考察を通じ、自身の絵画を追求し続けている。

 本展は、三瓶がこれまでに取り組んできたモチーフを新たに解釈し描き直した作品群、そして本展構想のメルクマールともいえる、水の入ったコップを描いた作品を含む、およそ十数点の新作絵画で構成される。「光をつかむ」と題された今回の個展は、作家のこれまでの成果とこれからの歩みを示唆する統括的な展示であると同時に、2018年に開催された「水の重さ、滲む光」への作家の現在地からの応答でもある。

 過去の実践を振り返りながら、自身の意識が以前とは異なっていることを感じたという三瓶。見ること、そして絵を描くことに対する作家の問いかけは、より一層深度を増し、本展において知覚とイメージの関係性に及ぶ発展を遂げている。