EXHIBITIONS
もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?
奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展
青森県の弘前れんが倉庫美術館の2022年度秋冬プログラムは、「『もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?』奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展」を開催する。
本展では、同館の開館前の吉井酒造煉瓦倉庫で行われた、弘前市出身の現代美術家・奈良美智による3度の展覧会の軌跡を、様々な資料、写真や映像で振り返る。
タイトル「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」は、当時の煉瓦倉庫のオーナー・吉井千代子(吉井酒造株式会社社長)が、奈良の作品に強く惹かれ、「自分の倉庫で展示をしたい」とギャラリーに問い合わせたエピソードにちなんだもの。この一本の電話が、吉井と奈良の出会いにつながり、煉瓦倉庫での奈良美智展「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」の巡回が実現した。
2001年、奈良の国内初の本格的な個展として全国での巡回が始まった「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」展は、翌年に煉瓦倉庫で開催。これを契機として、2つの展覧会「From the Depth of My Drawer」(2005)「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」(2006)が煉瓦倉庫で開かれた。
そして、弘前での最初の奈良美智展から20年を迎える2022年、弘前れんが倉庫美術館で開催する今回のドキュメント展では、煉瓦倉庫と地域との関係性において重要な意味を持つ、この3度の展覧会に改めて光を当てる。
会場構成は、過去の弘前市での展示でもグラフィックを手がけたデザイナー・山本誠が担当。市民の協力を得て、「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」展の当時の印刷物やグッズ、記録映像の資料、また、展覧会準備の様子や展示風景を撮影した写真家の永野雅子と細川葉子による写真を紹介するほか、過去に出展された奈良作品も一部展示される。
さらに展覧会と並行して、参加型プロジェクト「弘前エクスチェンジ#05」を実施。「奈良美智展」の記憶をたどり、演劇をつくることで新たな考察を試みる「もしもし演劇部」や、3度の展覧会をきっかけに街や人にもたらされた変化を探る「小さな起こりリサーチプロジェク卜」などを行い、弘前市での「奈良美智展」というひとつの事例から、地域のアートプロジェクトや美術館、そしてそこに関わる人々について考えをめぐらせるための場を創出する。
本展では、同館の開館前の吉井酒造煉瓦倉庫で行われた、弘前市出身の現代美術家・奈良美智による3度の展覧会の軌跡を、様々な資料、写真や映像で振り返る。
タイトル「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」は、当時の煉瓦倉庫のオーナー・吉井千代子(吉井酒造株式会社社長)が、奈良の作品に強く惹かれ、「自分の倉庫で展示をしたい」とギャラリーに問い合わせたエピソードにちなんだもの。この一本の電話が、吉井と奈良の出会いにつながり、煉瓦倉庫での奈良美智展「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」の巡回が実現した。
2001年、奈良の国内初の本格的な個展として全国での巡回が始まった「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」展は、翌年に煉瓦倉庫で開催。これを契機として、2つの展覧会「From the Depth of My Drawer」(2005)「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」(2006)が煉瓦倉庫で開かれた。
そして、弘前での最初の奈良美智展から20年を迎える2022年、弘前れんが倉庫美術館で開催する今回のドキュメント展では、煉瓦倉庫と地域との関係性において重要な意味を持つ、この3度の展覧会に改めて光を当てる。
会場構成は、過去の弘前市での展示でもグラフィックを手がけたデザイナー・山本誠が担当。市民の協力を得て、「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」展の当時の印刷物やグッズ、記録映像の資料、また、展覧会準備の様子や展示風景を撮影した写真家の永野雅子と細川葉子による写真を紹介するほか、過去に出展された奈良作品も一部展示される。
さらに展覧会と並行して、参加型プロジェクト「弘前エクスチェンジ#05」を実施。「奈良美智展」の記憶をたどり、演劇をつくることで新たな考察を試みる「もしもし演劇部」や、3度の展覧会をきっかけに街や人にもたらされた変化を探る「小さな起こりリサーチプロジェク卜」などを行い、弘前市での「奈良美智展」というひとつの事例から、地域のアートプロジェクトや美術館、そしてそこに関わる人々について考えをめぐらせるための場を創出する。