EXHIBITIONS

これってさわれるのかな?―彫刻に触れる展覧会―

オーギュスト・ロダン 花子のマスク 1908(1974鋳造) 神奈川県立近代美術館蔵

山本正道 雲の形 1971 神奈川県立近代美術館蔵 © K photoservice

湯原和夫 四つの等しい形と一つのキューブ 1971 神奈川県立近代美術館蔵 撮影=木奥惠三

 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館がコレクション展「これってさわれるのかな?―彫刻に触れる展覧会―」を開催する。

 本展では、普段は保存などの観点により、手を触れないよう案内している美術作品のなかから、「さわれる」彫刻作品24点を選んで展示。金属、木、陶、石など多様な素材でつくられた作品を、「人のかたちにさわってみよう」「浮彫にさわってみよう」「何をあらわしているのかな?」「図形のようなかたちにさわってみよう」「音をきいてみよう」の5つのコーナーで並べる。

 出展作家は、オーギュスト・ロダン、高田博厚、辻晉堂、流政之、浜田知明、土方久功、保田春彦、柳原義達、山本正道、湯原和夫など。かたち、質感、温度など、対象に触れることで得られる新鮮な感覚を楽しみたい(作品保護と感染症対策のため、美術館で用意する手袋ごしの鑑賞となる)。

 また美術館2階ギャラリーでは、彫刻家・北川太郎による、素手で触れられる作品を特別出品する。