EXHIBITIONS
米田知子個展「残響―打ち寄せる波」
シュウゴアーツは、ロンドン在住の写真家・米田知子の個展「残響―打ち寄せる波」を開催する。
米田は1965年兵庫県生まれ。世界各地を舞台に、日常的には静穏な時間が流れる、かつての歴史的事象の現場、戦争や災害の記憶を宿す場所、人、ものを対象に制作を続けている。その作品は綿密なリサーチをもとに歴史を検証し、構成的な写真表現に移し替えることで、モチーフが内包するストーリーを再構築し鑑賞者に新たな認知を促す。
本展では、2000年代初頭から2020年までのあいだにフランス、ベルギー、ボスニア、サハリン、朝鮮半島の非武装地帯で撮影された作品を中心に展示。21世紀においてもなお尽きることのない世界の紛争を、レンズを通して観察し続けた米田の視点からたどる構成となる。
破壊と復興により場所性を更新し続ける人間社会の姿を映し出すと同時に、粛々と生を営む名もない自然の存在をフレームにとらえる米田独自の感性は、20年以上におよぶ表現活動に一貫した詩的なトーンを与えている。
米田は1965年兵庫県生まれ。世界各地を舞台に、日常的には静穏な時間が流れる、かつての歴史的事象の現場、戦争や災害の記憶を宿す場所、人、ものを対象に制作を続けている。その作品は綿密なリサーチをもとに歴史を検証し、構成的な写真表現に移し替えることで、モチーフが内包するストーリーを再構築し鑑賞者に新たな認知を促す。
本展では、2000年代初頭から2020年までのあいだにフランス、ベルギー、ボスニア、サハリン、朝鮮半島の非武装地帯で撮影された作品を中心に展示。21世紀においてもなお尽きることのない世界の紛争を、レンズを通して観察し続けた米田の視点からたどる構成となる。
破壊と復興により場所性を更新し続ける人間社会の姿を映し出すと同時に、粛々と生を営む名もない自然の存在をフレームにとらえる米田独自の感性は、20年以上におよぶ表現活動に一貫した詩的なトーンを与えている。