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EVERYDAY HOLIDAY SQUAD

EVERYDAY HOLIDAY SQUAD

 Everyday Holiday Squadは2015年に結成。映像ディレクター、アーティスト、グラフィティライターなどからなるコレクティブ。ストリートカルチャーの視点から都市空間に介入する。これまで、東京の地下空間に潜り込み、誰も見ることができない壁画の制作を撮影したドキュメント「unknown」や、ホームレスたちと協働制作した写真や立体作品からなる「STREET MATTERS」など、街中で作品を展開している。

 17年の「Reborn-Art Fesitval」(宮城県石巻市)では、夜間の工事現場が野外スケートパークに置き換わっていく様子をとらえた映像作品を発表。19年にも本祭に参加し、石巻市の防波堤の上に「Museum of Wall Art」を建造。メキシコ壁画運動、バンクシーから、蔡國強やマリーナ・アブラモビッチのパフォーマンスまで、壁に関するアートの記録や書籍が展示された。同年の「Kyoto-Re:Search」では、京都府京丹後市の最北端にある経ヶ岬灯台のレンズに巨大な目玉を取りつけ、灯台を、周囲を監視する巨人・サイクロプスに見立てた作品を手がける。主な個展に、「down to town」(渋谷スクランブルスクエア、東京、2022)、「under pressure」(青森国際芸術センター、2021)、「Wall Art Drawing」(TS4312、東京、2020)、「意味のない徹夜、通りすぎる夜 / pointless overnight , night flows by」(AOYAMA STUDIO、東京、2019)、「『開閉しろ都市』Part.1 EVERYDAY HOLIDAY SQUAD『渋谷の部屋』」(SNOW Contemporary、東京、2017)、グループ展に、「Hokuto Art Program」(中村キース・ヘリング美術館、山梨、2021)、「水の波紋」(ワタリウム美術館、東京、2021)、などがある。