ARTISTS
レギーネ・シューマン
Regine Schumann
レギーネ・シューマンは1961年ドイツ・ゴスラー生まれ。ブラウンシュヴァイク美術大学でロラント・デルフラーに絵画を学び、マイスター・シューラリン資格を取得。マーク・ロスコやドナルド・ジャッド、ダン・フレイヴィンらに影響を受ける。アクリル板製造業者との共同研究で、蛍光顔料を混入させた独自のアクリル板を使用し、絵画とオブジェとのあいだに位置する作品を制作。顔料の量やアクリル板の反射・吸収率を調整し、太陽や電球、ブラック・ライトといった光の効果によって様々に変化する作品は、色彩と光、空間のかかわりを強調し、可視・不可視の同時性を体感させる。2000年にノルトライン=ヴェストファーレン州旅行奨学金を得て東京に滞在。18年に日本初個展「ヒカリ!」(タグチファインアート、東京)を開催。これまでヨーロッパやアメリカで発表を行い、作品は、シュパーカッセ銀行、ライン州立美術館、ケルン応用芸術美術館など多くの企業や美術館のコレクションに収蔵されている。