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太田三郎

Saburo Ota

 太田三郎は1950年山形県生まれ。71年鶴岡工業高等専門学校機械工学科を卒業。85年より発表をはじめ、個展を多数開催。毎日採取した種子を和紙に閉じ込め、切手に仕立てた作品「SEED PROJECT」や、戦争後の様々な問題を取り上げた「POST WAR」シリーズなど郵便切手を用いた作品を作り続ける。近年の主な展覧会に、「PAPER かみと現代美術」(熊本市現代美術館、2022)、「花と樹の王国」(北海道立釧路芸術館、2021)、「MOTコレクション Jounals 日々、記す vol.2」(東京都現代美術館、2021)、「山形 美の鉱脈 明治から令和へ」(山形美術館、2020)など。主な受賞歴に、平成30年度地域文化功労者文部科学大臣表彰(2018)、第73回岡山県文化賞(2021)など。作品は東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、東京都現代美術館、国立ドレスデン版画素描館(ドイツ)、ソウル国立現代美術館(韓国)など、国内外の美術館に収蔵されている。