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篠崎裕美子

Yumiko Shinozaki

 篠崎裕美子は1987年福岡県生まれ。2011年大阪芸術大学大学院修士課程修了。陶やガラスなどの半永久的な素材を土台に、インターネット上にあるポルノグラフィやアニメーションのイメージ、生物やウィルス、細胞、また人間の活動が原因で絶滅に追いやられた自然物を取り込む立体作品を制作。有機的なかたちで、現代社会が抱える問題や現象を表したキッチュな作品は、陶芸のジャンルを越えた現代表現として高く評価されている。近年の個展に、「SAMSARA」(SNOW Contemporary、東京、2019)、「Red Data」(SNOW Contemporary、東京、2017)。展覧会に、「Real - 陶芸の可能性 -」(Yoshiaki Inoue Gallery、大阪、2018)、「現代工芸への視点 装飾の力」(東京国立近代美術館工芸館、東京、2009)など。美術館やギャラリーのほか、オフィスや百貨店など様々な場所で作品を展示している。