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乙うたろう

Kotaro

 乙うたろうは1994年兵庫県生まれ。2016年京都精華大学デザイン学科卒業。活動当初は、アニメキャラクターをモチーフとしたデジタルコラージュやドローイングを制作。14年より、美少女のアニメキャラクターの頭部を意図的に歪め、陶器の壺に焼きつけた立体作品のシリーズ「つぼ美」に着手する。翌年には独学で陶芸を始め、壺からキャラクターのイメージまで、すべて自作するスタイルを確立。2次元であるキャラクターを、壺という物質に重ねて3次元の身体を与えることを試み、キャラクターの存在やそれに対する信仰について検証している。近年の個展に、「つぼみ」(谷中ギャラリーhaco /sow、東京、2018)。グループ展に、「働く人びと」(神戸市立小磯記念美術館、兵庫、2023)、「로컬! ローカル!」(pie、韓国、2023)、「はつはる」(新宿眼科画廊、東京、2023)、「仮想世代陶芸 Virtual generation pottery」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京、2021)などがある。