ARTISTS
棚田康司
Koji Tanada
棚田康司は1968年兵庫県生まれの彫刻家。東京造形大学造形学部美術学科Ⅱ類(彫刻)卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。「一木造り」と呼ばれる、1本の木材を外から彫り込むことで継ぎ目のない木彫を成形する日本古来の技法を用いて、少年少女をモチーフとした彫刻を制作。彩色された木彫は手足が長く細身かつ神秘的な表情を特徴とする。主な個展に「十一の少年、一の少女」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2008年)、「たちのぼる。」(練馬区立美術館ほか2ヶ所、2012-13年)。これまで参加した主な展覧会に「ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉」(国立国際美術館、大阪、2014年)、「再発見!ニッポンの立体」(群馬県館林美術館ほか2ヶ所、2016-17年)、「O JUN×棚田康司 鬩(せめぐ)」(伊丹市立美術館、2017年)など。2005年に「第8回岡本太郎記念現代芸術大賞」特別賞を受賞。