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小林耕平

Kohei Kobayashi

 小林耕平は1974年東京都生まれ。愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業。「ものや事象を鑑賞することで、どのような経験をつくり出すことができるのか」をテーマに作品を手がける。ミニマルなモノクロの映像で完全に計算・コントロールし制作された作品から始まり、2000年代半ばには、人物の影に加え、関係性が希薄でどこか不穏な行為や風景の断片が連なる映像作品へ移行。近年では映像のみならず、ドローイング、写真、立体作品などが相互作用し合う軽妙なインスタレーションを制作。その他にもパフォーマンスなど、あらゆるメディアを駆使して作品を展開する。主な展覧会に「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋─日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、東京)、あいちトリエンナーレ2016 虹のキャラヴァンサライ(2016)、小林耕平×高橋耕平「切断してみる。─二人の耕平」(豊田市美術館、2017)。