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スターリング・ルビー

Sterling Ruby

 スターリング・ルビーは1972年ドイツ・ビットブルク生まれ。ペンシルベニア、シカゴで美術を学んだ後、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインでMFA取得。現在ロサンゼルスを拠点に活動し、社会のなかの暴力や圧力、美術史に関わる問題を扱う。ポリウレタンやブロンズを用いた立体作品から、ドローイングやコラージュ、陶器、油彩画、写真、映像、さらにはキルトや衣服といった布作品まで、多様な素材や技法を駆使した作品を制作。主な展覧会に「New Photography 2009」(ニューヨーク近代美術館)、「SOFT WORK」(シャンパーニュ=アルデンヌなど、2012〜13)、「Droppa Blocka」(ドント・ダーネンス美術館、ゲント、2013)など。瀬戸内国際芸術祭(2010)やホイットニー・ビエンナーレ(2014)、光州ビエンナーレ(2014)など国際展にも多数参加。

 作品はニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、シカゴ現代美術館、テート・モダン、パリ市近代美術館、ポンピドゥー・センターを含む数多くのコレクションに収蔵。また2014年に「ラフ・シモンズ」の2014〜15年秋冬コレクションでコラボレーションしたほか、17年にリニューアルオープンしたファッションブランド「カルバン・クライン」の旗艦店の内装や、同ブランドの本社ショールームも手がけている。