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ヒロ杉山

Hiro Sugiyama

 ヒロ杉山は1962年東京都生まれ。東洋美術学校を卒業後、イラストレーター・​デザイナーの湯村輝彦に師事、フラミンゴスタジオに所属。独立ののち、97年にクリエイティブユニット「ENLIGHTENMENT(エンライトメント)」を結成し、タナカノブコ、中島友太、吉田真由、角田麻有とともに、ファインアートから、グラフィックデザイン、広告、映像の分野まで幅広く活動している。2002年、村上隆キュレーションによるグループ展「スーパーフラット」に参加し、現代美術の世界からも注目を集めた。自身のアートワークでは、平面作品にとどまらず、立体や空間演出なども手がける。また最近作では、コンピュータグラフィックスの手法をあえてアナログのキャンバスに落とし込み、デジタルとアナログを混在/融合を試みた。近年の個展に「ドローイング1995-2020」(六本木ヒルズ A/D ギャラリー、2020)、「DROP SHADOW」(tagboat、東京、2020)など。20年に、活動初期からのスタイルの変遷をたどることができる、未発表のドローイング約1200点を収録した作品集『Drawing Leads to Another Dimension 1995-2020』を刊行。