EXHIBITIONS

Hiro Sugiyama exhibition : 『間』の往来 -Drawing 1991-2021 / Paint it Black

elephant STUDIO 1F / 2F
2021.07.10 - 07.16

キービジュアル

「Hiro Sugiyama exhibition : 『間』の往来 -Drawing 1991-2021 / Paint it Black」より

 アーティスト、アートディレクターのヒロ杉山によるアーカイヴ展と、個展「『間』の往来 -Drawing 1991-2021 / Paint it Black」が開催される。本展は、アートプロジェクトプロデュース集団の「WATOWA GALLERY」がプロデュース。

 ヒロ杉山は1962年東京都生まれ。97年にクリエイティブユニット「Enlightenment(エンライトメント)」を立ち上げ、2002年に開催された村上隆キュレーションのグループ展「スーパーフラット」では、現代美術の世界から注目を集める。パリ、上海、ナポリなどに加え、18年には六本木ヒルズ A/D ギャラリー
にて個展「ONE HUNDRED AND EIGHT」を開催するなど、国内外の展覧会でアート作品を発表している。

 また、イラストレーターとしても活動しており、広告や雑誌、CDジャケットなど幅広いジャンルで独特の世界観を展開。さらに、PV制作やVJなどの映像分野での評価も高く、有名アーティストのライブ映像も手がける。近年では制作の幅を広げ、立体作品や空間演出など多方面にわたって活動している。

 本展は、渋谷のオルタナティブスペース「elephant STUDIO」の1、2階を使って展開される。

 アーカイヴ展「『間』の往来 -Drawing 1991-2021」では、1991〜2021年にかけて制作した2000点を超えるドローイング作品を年代順に展示。そして個展「Paint it Black」では、ゴッホの《ひまわり》《自画像》や、アンディ・ウォーホルの《バナナ》などの歴史的名作をモチーフとした作品群「シルエット」シリーズを展示・販売する。「Paint it Black」と題した本シリーズは、モチーフ部分を真っ黒く塗り、抽象と具象の「間」を表現しているという。