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NEWS / EXHIBITION - 2017.11.21

浜口陽三と3人の作家が想起させる「忘れられない、」なにか

銅版画家・浜口陽三の作品を常設展示するミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで、企画展「忘れられない、」が開催される。出展作家は、浜口陽三、カロリーナ・ラケル・アンティッチ、前原冬樹、向山喜章の4名。会期は2018年1月16日〜4月15日。

浜口陽三 緑のさくらんぼ 1981-89 カラーメゾチント 7.7×5.7cm

 版画家・浜口陽三(1909〜2000)は、「カラーメゾチント」という独自の銅版画技法を編み出し、物体が光を帯び闇から浮かび上がるような独特の静物画を制作。多くの国際美術展で受賞を重ね、世界を代表する銅版画作家のひとりとして広く知られている。

カロリーナ・ラケル・アンティッチ 林の中のかくれんぼ 2007 麻キャンバスにアクリル 120×123cm © Carolina Raquel Antich, 2017

 浜口の作品を常設展示しているミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションでは、浜口と現代の作家を結びつける展覧会を継続的に行っている。今回は、さくらんぼや毛糸といった身近なモチーフを印象的に用いた浜口にちなみ、「忘れられない、」というタイトルのもと、身近なものを題材とし、鑑賞者に何かを思い起こさせるような作品を集めた展示を行う。

前原冬樹 一刻 (漂流物) 2005 木彫(檜、柘植、朴)、油彩 サイズ可変(全長およそ50cm)

 出展作家は、少年少女の姿を軽い筆致と透明感ある色彩で描くカロリーナ・ラケル・アンティッチ、日常で目にする事物や景色を、ユーモアを交えて写生するように彫刻する前原冬樹、画面からにじみ出るような光を、重ねた色彩とワックスによって表現する向山喜章の3名。作家ごとにコーナーを設けるのではなく、全体でひとつの空間をつくるように展示される。

向山喜章 Luminous ‒ Y 2010 紙に水彩、ワックス 38×45.5×2.5cm

 会期中には、作家による作品解説や、ワークショップ、サウンドパフォーマンスなどのイベントも開催される。

information

忘れられない、
―浜口陽三、カロリーナ・ラケル・アンティッチ、前原冬樹、向山喜章―

会期:2018年1月16日〜4月15日
会場:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
電話番号:03-3665-0251
開館時間:11:00〜17:00(土日祝10:00〜、第1・3金曜〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(2月12日は開館)、2月4日、13日
料金:大人 600円 / 大学・高校生 400円 / 中学生以下 無料
 

event

出品作家による解説と作品鑑賞会
日時:2018年3月24日 15:30〜
参加者:カロリーナ・ラケル・アンティッチ、前原冬樹、向山喜章
聞き手:小金沢智(本展顧問、太田市美術館・図書館 学芸員)
参加費:無料
 
鈴木昭男 サウンドパフォーマンス
―空間に放たれた音の形は、聴くことの原点を蘇らせる
日時:2018年2月4日 14:00〜(1時間ほど予定)
演奏:鈴木昭男
定員:50名(事前申込制)
料金:800円(入館料込)
申込方法:2018年1月16日 12:00〜 電話にて受付開始(先着順)
 
親子向けワークショップ「記憶を描く」
日時:2018年3月25日 14:00〜16:00
講師:カロリーナ・ラケル・アンティッチ
定員:親子ペアで9組
料金:2000円(ペア料金、材料費・入館料込)
持ち物:汚れてもよい服装またはエプロン
申込方法:2018年2月20日 12:00〜 電話にて受付開始(先着順)

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