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NEWS / EXHIBITION - 2017.11.12

20組の作家が可視化する、インターネット社会に潜む「ピンク・スライム」

広島・アートギャラリーミヤウチで、「Floating Urban Slime / Sublime」が開催。様々なジャンル、国籍の作家20組の表現を組み合わせ、展示する。会期は2017年11月18日〜2018年1月8日。

稲川豊

 「Floating Urban Slime / Sublime」は、オンラインとギャラリースペースにまたがるクロス・ジャンルな実験の場を創出するコンテンポラリー・プロジェクト。ディレクションを担当する稲川豊を筆頭とした、20組の作家たちの作品を展示するもの。現在、オンライン上では展示に向けたカウントダウンが行われている。

FUSSカウントダウン by 杉本達應&稲川豊 (コントリビューター:イワフチメグミ、ニコラ・モリソン、ピーターヨウ、マーティン・トーマス、松延総司、山田亮太、ルパート・ロイデル)

 本展で取り上げられる「ピンク・スライム」とはアンモニアで殺菌処理されたくず肉のこと。アメリカでは安全性に問題ないとして、その加工について表記されることはなく、消費者は知らないまま口にしている。

 本展では含有物がわからなくなるまですり潰されたその加工食肉を、断片的な情報が混じり合う現代社会と重ねることで、インターネット社会の手軽さや快適さに潜む危険の比喩として扱う。

We+ Patience 2016
シュシ・スライマン God Save The Queen 2009 © Shooshie Sulaiman, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 参加するのは、マレーシアのシュシ・スライマンや、安藤北斗と林登志也によるデザイン・スタジオ「We+」といった、様々なジャンルで活躍している作家たち。本展は彼らの表現が謎かけのように配置され、見る者にズレや違和感を感じさせるような場をつくり出す。そのズレや違和感は、見過ごされてきたSlimeを可視化し、Sublime(浄化)へと導くものとなっている。

information

Floating Urban Slime/Sublime

会期:2017年11月18日〜2018年1月8日
会場:アートギャラリーミヤウチ
住所:広島県廿日市市宮内4347-2
電話番号:0829-30-8511
開館時間:11:00〜18:00
料金:一般 300円 / 大学生 200円 / 高校生以下無料
休館日:火、水、12月30日〜1月3日
参加作家:稲川豊、イワフチメグミ、We+、ウォン・ピン、小野環、勝目祥二、シュシ・スライマン、ジー・ヤン・ボー、ジェームス・ブルックス、杉本達應、ニコラ・モリソン、ヒロコ ナカジマ、ピーター・ヨウ、フア・クアン・チェン・サイ、マーティン・トーマス、松延総司、三上清仁、ルーパート・ロイデル、Lens、山田亮太

event

オープニングパーティー&パフォーマンス
日時:2017年11月18日 18:00〜
コントリビューター:ヒロコ ナカジマ
パフォーマー:FUSS
※申込不要
 
クリエイターズ・トーク
日時:2017年11月19日 14:00〜16:00
参加クリエイター:稲川豊、We+、小野環、勝目祥二(STUDIO NIJI)、兼本ひとみ、(STUDIO NIJI)、杉本達應、フア・クエン・チェン・サイ、松延総司、三上清仁、Lens
※申込不要

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