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アジア初の大規模個展! ジャネット・カーディフとジョージ・ビュレス・ミラーが開催

90年代よりサウンド・インスタレーションを共同制作で発表しているジャネット・カーディフとジョージ・ビュレス・ミラーのアジア初の大規模個展が、金沢21世紀美術館で開催される。会期は2017年11月25日〜2018年3月11日。

ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー The Marionette Maker(部分) 2014  Courtesy of the artists, Luhring Augustine, New York and GalleryKoyanagi, Tokyo

 ジャネット・カーディフ(1957年〜)とジョージ・ビュレス・ミラー(1960年〜)は、1995年頃から共同制作を始め、現在はカナダとドイツを拠点に活動。

 2012年の「ドクメンタ13」では、森に30個以上のスピーカーを設置して大規模なサウンドスケープを出現させる《森、千年のあいだ》や、鑑賞者がiPodとイヤフォンを手にジャネットの声に導かれて駅を歩く《Alter Bahnhof Video Walk》を発表。日本では、瀬戸内国際芸術祭(2012)やあいちトリエンナーレ2013に参加した。

 高度な音響、映像技術と独特の造形を駆使した作品は、「聞く」「見る」といった複合的な知覚経験を伴い、鑑賞者の知覚を活性化させる。

ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー The Carnie 2010 Photo by Larry Lamay Courtesy of the artists, Luhring Augustine, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo
ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー Conversation with Antonello 2015 Collection of the Vancouver Art Gallery, Gift of the Artists Courtesy of the artists, Luhring Augustine, New York and Gallery Koyanagi, Tokyo

 本展では、取り付けられたスピーカから奇妙な音が流れるメリーゴーランド《The Carnie》や、ルネサンスの画家アントネロ・ダ・メッシーナによる《書斎の聖ヒエロニムス》(1475)をもとにした立体作品《Conversation with Antonello》などの近作をはじめ、日本初公開のインスタレーション8点を紹介。

 アジア初の大規模個展となる本展で、世界的に活動する2人の作品世界を体感することができる。

編集部

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