戦後の沖縄を生き抜いてきた人々は、その場所で素材となるものをかき集め、生きていくために必要なものをつくり、生活を積み重ねてきた。「バラック」とは、戦後沖縄をはじめ、空地や災害後の焼け跡などに建設される仮設の建築物を意味する。その名称を着想元とし、2014年、沖縄県那覇市にオルタナティブスペース「BARRAK(バラック)」が誕生した。
BARRAKでは沖縄県内外の若者により運営され、展覧会をはじめ上映会、トークなどを開催。過去の展覧会に、角田啓、手塚太加丸、亜鶴、鈴木操、市川太郎らが参加した「自営と共在」展(2017)、大和田俊、佐々木健、谷中佑輔、仲本拡史、百頭たけし、迎英里子らによる「不純物と免疫」展(2018)などがある。
そのBARRAKが「生き抜くために創るのだ」をテーマに、応募者が自由に展覧会を行うアンデパンダンを開催。5月31日まで、平面、立体、映像、パフォーマンスなど様々な作品を募集中だ。
「応募希望書」は特設サイトからダウンロード可能なため、アーティストは応募してみてはいかがだろうか。